【青の洞窟】1日中遊びたい放題!シュノーケル・ダイビング器材レンタルサービス!
コラム

沖縄本島の世界遺産おすすめランキング!歴史と自然に触れる感動の旅へ

沖縄本島の世界遺産巡りを計画中の方必見!

この記事では、沖縄本島の魅力的な世界遺産をランキング形式でご紹介し、歴史と自然に触れる感動の旅をサポートします。

沖縄本島には、琉球王国の栄華を物語る首里城跡や、美しい曲線美が印象的な勝連城跡など、個性豊かな世界遺産が点在しています。

この記事を読むことで、それぞれの遺産の歴史的背景や見どころ、アクセス方法、料金などの詳細情報はもちろん、効率的な観光モデルコースや、旅行前に知っておきたい注意点まで網羅的に理解できます。

例えば、世界遺産を効率的に巡りたい方には、1日で主要なスポットを巡るモデルコースを提案。

さらに、周辺の観光スポットと組み合わせた2泊3日コースもご用意しているので、沖縄の魅力をじっくりと堪能したい方にもおすすめです。

また、各遺産の拝観時間や休館日、駐車場情報、服装のアドバイスなど、旅行計画に役立つ実践的な情報も提供しています。

この記事を参考に、あなただけの沖縄世界遺産の旅を満喫してください。沖縄の歴史と文化に触れ、忘れられない思い出を作りましょう。

世界遺産巡りを通して、琉球王国のロマンと沖縄の自然美を心ゆくまでご体感ください。

数々のグスク、美しい庭園、そして沖縄独自の文化に触れることで、きっと心に残る旅となるでしょう。

この記事は、沖縄本島の世界遺産に関する情報を網羅的に提供することで、読者の旅行計画をサポートし、より充実した沖縄旅行を実現することを目指しています。

キーワードは「沖縄本島 世界遺産 おすすめ 首里城 玉陵 園比屋武御嶽石門 識名園 中城城跡 勝連城跡 今帰仁城跡 アクセス 料金 モデルコース 観光 旅行 駐車場 服装」。

沖縄本島の世界遺産の概要

沖縄守礼門のライトアップされている画像

沖縄本島には、琉球王国の歴史と文化を物語る貴重な遺産群が存在します。

これらは2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録され、沖縄の美しい自然と融合した独特の景観を創り出しています。

世界遺産群は9つの構成資産から成り立ち、そのうち7つが沖縄本島に位置しています。

首里城跡、玉陵、園比屋武御嶽石門、識名園、中城城跡、勝連城跡、今帰仁城跡といった個々の遺産は、琉球王国の繁栄と衰退、そして沖縄の人々の歴史と深く結びついています。

これらの遺産を訪れることで、琉球独自の文化や歴史、そして自然の美しさを体感することができます。

沖縄本島の世界遺産登録の背景

琉球王国は、15世紀から19世紀にかけて東アジアの maritime tradeにおいて重要な役割を果たしました。

中国、日本、朝鮮、東南アジア諸国との交易を通じて独自の文化を発展させ、グスクと呼ばれる城や聖地を築きました。

これらのグスクは、琉球王国の政治、宗教、文化の中心地として機能し、独自の建築様式や信仰体系を反映しています。

しかし、17世紀に薩摩藩の支配下に入り、19世紀には日本の沖縄県となりました。

激動の歴史の中で、多くのグスクは破壊されたり、改築されたりしましたが、残された遺産は琉球王国の歴史と文化を伝える貴重な証言となっています。

これらの遺産の文化的・歴史的価値が認められ、2000年にユネスコの世界遺産リストに登録されました。

登録にあたっては、下記の条件を満たしていることが評価されました。

世界遺産登録の条件

条件内容
(ii)一定の期間内に、または世界の特定の文化地域において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
(iii)現存する、または消滅した文化的伝統、または文明の、唯一の、または少なくとも稀な証拠。
(vi)顕著な普遍的価値を持つ出来事、生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品、または文学的作品と直接または明白に関連するもの(この基準は他の基準と組み合わせて用いられることが望ましい)。

出典:琉球王国のグスク及び関連遺産群 – UNESCO世界遺産センター

沖縄本島の世界遺産の種類

沖縄本島にある世界遺産は、城跡(グスク)、陵墓、聖地、庭園など多岐にわたります。

これらは琉球王国の歴史や文化、信仰を理解する上で重要な役割を果たしています。

以下に、それぞれの遺産の種類と代表的な例を示します。

種類説明
城跡(グスク)琉球王国の政治・軍事拠点であり、独特の石積み技術で築かれた城壁が特徴。首里城跡、中城城跡、勝連城跡、今帰仁城跡
陵墓琉球国王や王族の墓。独特の建築様式を持つ。玉陵
聖地琉球の伝統的な信仰における聖なる場所。園比屋武御嶽石門
庭園琉球国王の別邸に造られた庭園。中国と日本の影響を受けた美しい景観が広がる。識名園

これらの世界遺産は、それぞれ異なる特徴と歴史的背景を持っているため、一つ一つ丁寧に見ていくことで、琉球王国の奥深さをより理解することができます。

沖縄本島の世界遺産群は、琉球の歴史、文化、信仰を包括的に理解するための貴重な資料と言えるでしょう。

第1位 首里城跡

世界遺産首里城の画像

沖縄本島の世界遺産の中でも、最も象徴的な存在と言えるのが首里城跡です。

琉球王国の政治・外交・文化の中心地として栄えた首里城は、第二次世界大戦で焼失しましたが、復元工事が進められ、その壮麗な姿が蘇りつつあります。

独自の建築様式や美しい装飾、琉球王国時代の歴史と文化に触れることができる貴重な場所です。

首里城の歴史と文化

首里城は、14世紀末から19世紀にかけて琉球王国の王城として機能していました。

中国や日本、東南アジア諸国との交易を通じて独自の文化を育み、繁栄を極めました。

城内には、正殿や北殿、南殿などの主要な建物に加え、数多くの門や広場があり、琉球王国時代の政治や文化の中心地として重要な役割を果たしていました。

首里城は、琉球王国の歴史と文化を象徴する重要な遺産です。

首里城の復元状況と見どころ

2019年の火災で主要な建物が焼失するという痛ましい出来事がありましたが、現在も復元工事が進められています。

正殿や北殿、南殿などの主要な建物の復元はもとより、周辺の城壁や庭園の整備も進められており、かつての壮麗な姿が徐々に蘇ってきています。

首里城公園内は、有料区域と無料区域に分かれており、正殿などの主要な建物を見学するには有料区域への入場が必要です。

首里城の見どころは、鮮やかな朱色に彩られた正殿や北殿、南殿といった建物群です。

これらの建物は、中国と日本の建築様式が融合した独特の様式で建てられており、琉球王国の繁栄を象徴しています。

また、城内には、美しい庭園や城壁、門などがあり、琉球王国時代の雰囲気を体感することができます。

復元された正殿は、琉球王国時代の王の謁見の場であり、豪華な装飾や内部の展示も見どころです。

北殿は国王の執務の場、南殿は中国皇帝の使者をもてなす場として使用されていました。これら3つの殿舎は、首里城の中核を成す重要な建物です。

見どころ解説
正殿鮮やかな朱色と漆喰の白のコントラストが美しい、首里城の顔。
北殿国王の執務の場として使われていた建物。
南殿中国皇帝の使者をもてなす場として使われていた建物。
守礼門首里城の象徴的な門。「守禮之邦」の額が掲げられています。
歓会門中国皇帝の使者を迎えるための門。
園比屋武御嶽石門首里城とは別の世界遺産ですが、首里城公園内にあります。琉球王国最高の聖地。

首里城の復元状況や最新の情報は、首里城公園公式サイトで確認できます。

首里城へのアクセスと料金

首里城へのアクセスは、那覇空港から車で約30分、ゆいレール「首里駅」から徒歩約15分です。

路線バスも利用可能です。

駐車場は、首里城公園の周辺に有料駐車場があります。

交通手段所要時間料金
車(那覇空港から)約30分駐車場料金が必要
ゆいレール首里駅から徒歩約15分運賃表参照
路線バス各路線により異なる各路線により異なる

有料区域の入場料は、大人800円、高校生600円、小中学生300円です。

障害者手帳の提示で割引があります。 詳細は首里城公園公式サイトをご確認ください。

第2位 玉陵

沖縄世界遺産の玉陵の画像

第二位に輝く玉陵(たまうどぅん)は、琉球王国第二尚氏王統の陵墓であり、沖縄の歴史と文化を深く理解する上で欠かせない重要な世界遺産です。

その荘厳な佇まいと、琉球王国時代の人々の精神世界に触れることができる貴重な場所として、多くの観光客を魅了しています。

世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の構成資産の一つである玉陵は、首里城と合わせて訪れることで、より深い理解を得ることができます。

玉陵の歴史と琉球王家との関係

玉陵は1501年、第二尚氏三代国王・尚真王によって、父である尚円王と母を祀るために築造されました。

その後、尚真王自身もこの地に眠ることとなり、第二尚氏歴代の国王や王妃、王子、王女などが葬られています。

玉陵は単なるお墓ではなく、琉球王国の繁栄と権威を象徴する重要な聖地としての役割も担っていました。

現在も地元の人々からは聖域として大切に扱われており、沖縄の歴史と文化を深く理解する上で欠かせない場所となっています。

玉陵の建築様式と見どころ

玉陵は、中国と日本の建築様式が融合した独特の構造を持つ三つの墓室から構成されています。

それぞれの墓室は、中室、東室、西室と呼ばれ、それぞれに異なる役割と特徴を持っています。

中室は最も格式が高く、国王と王妃が葬られています。

洗練された破風や精緻な彫刻が施された装飾は、琉球王家の権威と繁栄を物語っています。

また、東室には王子や王女、西室には側室などが葬られています。

玉陵の見どころは、その美しい建築様式だけではありません。

墓室を取り囲むサンゴの石垣や、敷地内に植えられたフクギ並木など、琉球王国時代の自然環境を偲ぶことができます。

また、玉陵の正門である前庭のアーチ型の門や、中国風の装飾が施された門柱など、細部にまでこだわった装飾も見逃せないポイントです。

玉陵全体が、琉球王国時代の建築技術と芸術性の高さを示す貴重な遺産と言えるでしょう。

玉陵の三つの墓室

墓室特徴埋葬者
中室最も格式が高い。国王と王妃が葬られている。国王、王妃
東室王子や王女が葬られている。王子、王女
西室側室などが葬られている。側室など

玉陵へのアクセスと料金

玉陵へのアクセスは、那覇空港から車で約20分、ゆいレール首里駅から徒歩約15分と比較的便利です。

周辺には首里城や識名園などの観光スポットもあり、合わせて訪れるのがおすすめです。

アクセス情報

交通手段所要時間
那覇空港から車約20分
ゆいレール首里駅から徒歩約15分

料金

区分料金
大人400円
高校生300円
小・中学生200円

※料金は変更される場合があるので、公式サイトで最新情報を確認してください。

第3位 園比屋武御嶽石門

沖縄の観光スポットの園比屋武御嶽石門の画像

沖縄の世界遺産の中でも、ひっそりと佇む聖地、園比屋武御嶽石門。

琉球王国時代、国王が首里城を出発する際、必ずこの石門で旅の安全を祈願したと伝えられています。

その歴史的意義と独特の建築様式から、沖縄の精神文化を理解する上で欠かせない場所となっています。

園比屋武御嶽石門の歴史的意義

園比屋武御嶽石門は、琉球王国時代、国王が各地へ出発する際の聖地巡拝の出発点であり、旅の安全を祈願する重要な場所でした。

15世紀頃に創建されたとされ、王府による国家的な祭祀と深く結びついていました。

現在も沖縄の人々にとって聖域であり、沖縄の信仰と深く結びついた歴史的建造物として大切にされています。

園比屋武御嶽石門は、単なる門ではなく、その背後に広がる御嶽(うたき)と呼ばれる聖域への入り口でもあります。

御嶽は琉球の伝統宗教における聖地で、神々が住むと信じられてきました。

園比屋武御嶽石門は、聖なる空間への結界としての役割も担っていたと考えられています。

園比屋武御嶽石門の建築様式と見どころ

園比屋武御嶽石門は、琉球独特の建築様式で建てられています。

二つの門があり、それぞれが異なる様式で造られています。向かって右側の門は中国風の影響を受けた唐門で、赤瓦屋根と精巧な彫刻が特徴です。

左側の門は沖縄特有の切積みのアーチ門で、サンゴ石灰岩の自然な風合いが美しいです。

石門の周囲には、ガジュマルなどの亜熱帯植物が生い茂り、神秘的な雰囲気を醸し出しています。

石門自体も自然と調和した造りとなっており、琉球の建築技術と自然への reverence を感じることができます。

名称様式特徴
東門唐門赤瓦屋根、精巧な彫刻
西門切積みアーチ門サンゴ石灰岩、自然の風合い

園比屋武御嶽石門へのアクセスと料金

園比屋武御嶽石門は、首里城公園の入口付近に位置しており、アクセスも良好です。

ゆいレール儀保駅から徒歩約10分、または首里駅から徒歩約15分で到着します。

バスを利用する場合は、那覇バス「首里城前」バス停が最寄りです。

里城公園の正殿などの主要施設とは少し離れているため、見落とさないように注意が必要です。

園比屋武御嶽石門自体は無料で見学できますが、首里城公園に入場する場合は入場料が必要です。

ただし、首里城公園の年間パスポートを所持している場合は無料で入場できます。

交通手段アクセス
ゆいレール儀保駅から徒歩約10分、首里駅から徒歩約15分
バス那覇バス「首里城前」バス停から徒歩数分

第4位 識名園

沖縄の庭園で世界遺産でもある識名園の画像

琉球王国時代の最高傑作と謳われる識名園は、国王とその一族が静養や外交の舞台として使用した由緒ある庭園です。

中国と日本の建築様式が融合した独特の景観が広がり、国の特別名勝にも指定されています。

1799年に完成した当初の姿をほぼそのままに残し、当時の琉球王国の繁栄を今に伝えています。

識名園の歴史と琉球王家との関わり

識名園は、第二尚氏王統の11代国王・尚穆王の時代に造園されました。

当初は「識名御殿」と呼ばれ、国王一家が憩いの場として利用するほか、中国からの冊封使をもてなす迎賓館としての役割も担っていました。

国王自らが設計に関わったとされ、その美しさは当時の琉球の人々を魅了したと言われています。

その後、1879年の琉球処分を経て沖縄県となった後も、その価値が認められ、1972年には国の特別名勝に指定されました。

2000年には「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の構成資産の一つとして世界遺産に登録され、現在も多くの観光客が訪れる人気のスポットとなっています。

識名園の美しい庭園と見どころ

識名園は、心字池を中心とした回遊式庭園で、池の周囲には築山や橋、六角堂などが巧みに配置されています。

中国の影響を受けた建築様式と、琉球独自の自然が調和した美しい景観は、訪れる人々を魅了します。

特に見どころは以下の通りです。

心字池

園内の中心にある心字池は、その名の通り「心」の形をしています。

これは中国の庭園様式の影響を受けており、水面に映る景色が美しいと評判です。

池の周りには遊歩道が整備されており、散策しながら様々な角度から景色を楽しむことができます。

育徳泉

識名園内にある湧水で、琉球王国時代には国王一家も利用していたと言われています。

現在でも水が湧き出ており、その清らかな水は訪れる人々の心を癒します。識名園公式サイト

六角堂

心字池に浮かぶように建てられた六角形の建物です。

中国風の建築様式が特徴で、池の景色を眺めながら休憩できる場所として人気です。

見どころ解説
心字池心字の形をした池は、中国の庭園様式の影響を受けています。
育徳泉琉球王国時代から湧き出る清らかな水は、訪れる人々の心を癒します。
六角堂心字池に浮かぶ中国風の建築様式を持つ建物で、休憩場所として人気です。
石門琉球石灰岩で作られたアーチ状の門は、識名園の象徴的な存在です。

識名園へのアクセスと料金

識名園へのアクセスは、那覇空港から車で約20分、ゆいレール「首里駅」から徒歩約15分です。

駐車場は無料です。

項目詳細
住所沖縄県那覇市真地421-7
電話番号098-855-5936
開園時間9:00~18:00(最終入園 17:30)
休園日年中無休
料金大人400円、小人200円
(おきなわワールドの共通チケットも利用可能)
アクセス那覇空港から車で約20分
ゆいレール「首里駅」から徒歩約15分
駐車場無料

第5位 中城城跡

中城城の画像

沖縄本島の中部、北中城村に位置する中城城跡は、15世紀に築城された琉球王国時代のグスクです。

標高160mの丘陵地に築かれた城壁は、曲線を描く美しいフォルムが特徴で、沖縄のグスクの中でも特に保存状態が良いことで知られています。

その歴史的価値と美しい景観から、2000年にユネスコの世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の構成資産として登録されました。

中城城跡は、勝連城跡を築いた阿麻和利の築城術の影響を受けているとされ、城壁の巧みな曲線美は必見です。

中城城跡の歴史と防御機能

中城城跡は、15世紀前半に護佐丸按司によって築城されました。

当時、勝連半島を拠点としていた阿麻和利の勢力が拡大する中、中山の按司・察度王は、護佐丸に命じて中城城を築城させ、勝連勢力への備えとしました。

護佐丸は優れた築城技術を持ち、中城城は堅固な防御機能を備えた城として完成しました。

しかし、後に護佐丸は謀反の疑いをかけられ、中城城内で自害したという悲劇的な歴史も伝えられています。

中城城は、六つの郭から構成され、それぞれの郭は城門や城壁で巧みに連結されています。

城壁は、琉球石灰岩を積み上げた野面積みで築かれており、自然の地形を巧みに利用した曲線を描く姿は、見る者を圧倒します。

また、城内には、御内原(ウーチバル)と呼ばれる広場や、井戸、火の神を祀る拝所など、当時の生活を偲ばせる遺構も残されています。

中城城跡の城壁と見どころ

中城城跡の見どころは、なんといっても美しい曲線を描く城壁です。

この城壁は、中国の築城技術の影響を受けているとされ、高度な技術と芸術性を兼ね備えています。

一の郭から六の郭まで、それぞれの郭を結ぶ城壁を歩きながら、当時の琉球王国の歴史と文化に思いを馳せることができます。

主な見どころ

  • 一の郭:城の正門にあたる場所。二の郭へ続くアーチ門が見事。
  • 二の郭:城の中心部。御内原(ウーチバル)と呼ばれる広場が広がる。
  • 三の郭:城の最奥部。かつては城主の居館があったとされる。
  • 南の郭・西の郭:城壁の曲線美を堪能できる絶景ポイント。

また、中城城跡からは、太平洋や中城湾、周辺の村々の景色を一望できます。

特に、晴れた日の夕焼けは絶景で、沖縄屈指の夕日スポットとしても知られています。

中城城跡へのアクセスと料金

項目詳細
住所沖縄県中頭郡北中城村字大城503
アクセス那覇空港から車で約50分
路線バス:琉球バス交通・系統77番 名護西線「中城小学校前」バス停下車、徒歩約20分
駐車場無料駐車場あり(約50台)
営業時間8:30~17:30(最終入場17:00)
※季節により変動あり
休館日年中無休
料金大人400円、小人300円
※団体割引あり

中城城跡へのアクセスは、車または路線バスが便利です。

無料駐車場も完備されているので、車でのアクセスがおすすめです。

路線バスを利用する場合は、「中城小学校前」バス停が最寄りとなりますが、そこから徒歩で約20分かかりますので、時間に余裕を持って訪れるようにしましょう。

さらに詳しい情報は、沖縄県公式ホームページで確認できます。

第6位 勝連城跡

勝連城跡の画像

沖縄本島東海岸の勝連半島に位置する勝連城跡は、13世紀から15世紀にかけて琉球王国を統一する以前の三山時代、北山・中山・南山に分かれていた沖縄本島において、北山王国を支配していた阿麻和利(あまわり)の居城として知られています。

標高100mほどの丘陵地に築かれたこの城は、知略に長けた阿麻和利の築城術が遺憾なく発揮されており、その独特の曲線美は他のグスクとは一線を画す魅力を放っています。

1458年、中山王尚泰久の侵攻により落城し、阿麻和利は自害したと伝えられていますが、その生涯は今もなお多くの伝説に彩られています。

2000年には「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の構成資産として世界遺産に登録され、沖縄の歴史と文化を語る上で欠かせない存在となっています。

勝連城跡の歴史と城主・阿麻和利

勝連城は、13世紀頃に築城が始まったとされています。築城者は不明ですが、15世紀には阿麻和利が城主となり、北山地域を支配していました。

阿麻和利は、知略に長けた人物として知られ、勝連城を拠点に勢力を拡大していきました。

その知略は築城にも発揮されており、勝連城は独特の曲線を描く城壁や、巧みな防御構造を備えています。

しかし、1458年、中山王尚泰久の侵攻により勝連城は落城。阿麻和利は自害し、北山王国は滅亡しました。

この歴史的背景から、勝連城跡は沖縄の歴史を語る上で重要な場所となっています。

勝連城跡の曲線美と見どころ

勝連城跡最大の特徴は、美しい曲線を描く城壁です。

他のグスクとは異なり、緩やかな曲線で構成された城壁は、見る角度によって様々な表情を見せ、訪れる人々を魅了します。

また、城内からは太平洋を一望できる絶景が広がり、沖縄の雄大な自然を満喫できます。主な見どころは以下の通りです。

見どころ説明
一の曲輪最も大きな曲線を持つ城壁。勝連城跡のシンボルとも言える場所です。
二の曲輪・三の曲輪一の曲輪より一段高い場所に位置し、城内を一望できます。
四の曲輪勝連城跡の最上部に位置し、太平洋の絶景が広がります。

これらの見どころに加えて、勝連城跡では、毎年4月には「勝連城跡まつり」が開催されます。

伝統芸能の披露や、阿麻和利の生涯を描いた劇などが上演され、多くの観光客で賑わいます。

勝連城跡を訪れる際には、ぜひこのまつりも合わせて楽しんでみてください。勝連城跡公式ウェブサイト

勝連城跡へのアクセスと料金

勝連城跡へのアクセスは、那覇空港から車で約1時間30分。

公共交通機関を利用する場合は、路線バスで約2時間です。

駐車場は無料で利用できます。

項目詳細
住所沖縄県うるるま市勝連南風原3908
電話番号098-978-7373(勝連城跡管理事務所)
開館時間9:00~18:00(最終入場17:30)
休館日年中無休
料金大人400円、小人300円
駐車場無料

詳しい情報は勝連城跡公式ウェブサイトをご確認ください。

第7位 今帰仁城跡

今帰仁城跡の全貌の画像

沖縄本島最北部に位置する今帰仁城跡は、14世紀に築城されたとされる琉球王国以前の「北山王国」の拠点であり、その壮大な城壁は沖縄の歴史を物語る重要な遺産です。

世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一部として登録されており、沖縄の歴史に触れる上で欠かせないスポットです。

今帰仁城跡の歴史と北山王

14世紀から15世紀にかけて、沖縄本島は北山、中山、南山の三つの王国に分かれていました。

今帰仁城は北山王の居城として栄え、最盛期には4万人を超える人々が城下の地域で暮らしていたと伝えられています。

当時の北山王、攀安知(はんあんち)は中国(明)との交易で繁栄をもたらしましたが、1416年に中山の尚巴志(しょうはし)に攻められ、北山王国は滅亡しました。

その後、今帰仁城は中山の支配下に置かれ、王府から派遣された監守が城を守ることとなりました。

現在も残る立派な城壁は、北山時代のものに加え、中山時代にも改修が加えられたと考えられています。

今帰仁城跡の城壁と見どころ

今帰仁城跡の見どころは何と言っても、美しく曲線を描く雄大な城壁です。

沖縄の城郭の特徴である琉球石灰岩を積み上げた城壁は、自然の地形を巧みに利用して築かれており、高い防御力を誇っていました。主郭の城壁は高さ約7~8メートルにも及び、その頂上からは東シナ海や伊江島を望む絶景を堪能できます。

城内には、かつての建物跡や御内所(うーなーじょ)と呼ばれる王の私的な空間など、歴史を感じさせる遺構が点在しています。

また、城跡内にはアカギやガジュマルなどの亜熱帯植物が生い茂り、自然豊かな景観を楽しむこともできます。

主な見どころは以下の通りです。

見どころ解説
主郭城の中心となる場所で、北山王の居城があったと推定される区域。
大隅(うーすみ)主郭の東側に位置する曲線状の城壁。最も高い場所で約8メートルあり、美しい曲線美が特徴。
平郎門(へいらーじょう)城の正門にあたる場所で、城内に入るための重要な出入り口。
志慶真門郭(しじまじょうかく)城の北東部に位置する郭で、かつては番所が置かれていた場所。
御内原(うーなーばる)王の私的な空間であったとされる場所で、美しい庭園が広がる。
火の神アタイの拝所城内で最も神聖な場所とされ、火の神を祀っていたとされる。

今帰仁城跡へのアクセスと料金

那覇空港から車で約2時間、沖縄自動車道を利用して名護市方面へ向かいます。

許田インターチェンジで降り、国道449号線を北上すると今帰仁村に到着します。

村の中心部からさらに北へ進むと、今帰仁城跡の入口が見えてきます。駐車場は無料です。

公共交通機関を利用する場合は、那覇バスターミナルから高速バスで許田まで行き、そこから路線バスに乗り換えて今帰仁城跡入口まで行くことができます。

所要時間は約3時間です。また、名護バスターミナルからも路線バスが出ています。

項目詳細
料金大人:400円
高校生:300円
小中学生:100円
営業時間8:00~18:00(最終入場17:30)
季節によって変動する場合があります。
定休日年中無休
駐車場無料駐車場あり
電話番号0980-56-4340
公式サイト今帰仁城跡公式ホームページ

今帰仁城跡は、沖縄の歴史と自然を体感できる魅力的なスポットです。

ぜひ訪れて、その壮大なスケールと美しい景色を堪能してください。

沖縄本島の世界遺産を巡るモデルコース

沖縄本島の世界遺産は点在しているため、効率的なルートで巡ることが大切です。

ここでは、1日コースと2泊3日コースのモデルプランをご紹介します。

沖縄本島の世界遺産を効率的に巡る1日コース

レンタカーを利用した、南部中心の1日コースです。

世界遺産と合わせて沖縄の美しい海も楽しむことができます。

時間訪問場所所要時間ポイント
9:00首里城跡2時間正殿や守礼門など、琉球王国の歴史と文化を感じることができるシンボル。音声ガイドを利用するとより深く理解できます。
11:00玉陵1時間首里城から車で約5分。琉球王家の墓陵で、独特の建築様式が見どころです。
12:00ランチ1時間国際通り周辺で沖縄そばなどの郷土料理を楽しむのがおすすめです。
13:00園比屋武御嶽石門30分琉球王国最高の聖地。世界遺産の中でも特に神聖な場所です。
14:00識名園1時間琉球王家の別邸跡。美しい庭園を散策しながら、当時の王族の暮らしに思いを馳せてみましょう。
15:30斎場御嶽1時間30分琉球王国最高の聖地。神の島「久高島」を遥拝する場所としても有名です。厳かな雰囲気の中で、沖縄の精神文化に触れてみましょう。(斎場御嶽公式サイト)
17:00ニライカナイ橋30分絶景スポットとして知られるニライカナイ橋。美しい海を眺めながらドライブを楽しめます。(南城市観光協会)

沖縄本島の世界遺産と周辺観光スポットを組み合わせた2泊3日コース

北部まで足を延ばし、より多くの世界遺産を巡る2泊3日のコースです。

各地の文化や自然を満喫できます。

1日目:那覇・南部エリア

那覇空港に到着後、レンタカーを借りて首里城、玉陵、園比屋武御嶽石門、識名園を巡ります。

夜は国際通りで夕食やショッピングを楽しみましょう。

2日目:中部・北部エリア

中城城跡、勝連城跡、今帰仁城跡を巡ります。

それぞれの城跡は個性豊かで、琉球王国の歴史を学ぶことができます。

夜は北部のリゾートホテルに宿泊。

3日目:北部・帰路

美ら海水族館古宇利島などの観光スポットを巡り、沖縄の自然を満喫します。

その後、那覇空港へ戻り、帰路につきます。(美ら海水族館公式サイト)(古宇利島観光協会)

これらのモデルコースはあくまでも一例です。ご自身の興味や旅行スタイルに合わせて、自由にアレンジしてみてください。

各世界遺産の詳しい情報やアクセス方法については、それぞれの公式サイトなどを参照することをおすすめします。

沖縄本島の世界遺産を訪れる際の注意点

沖縄本島の世界遺産を満喫するために、事前に知っておきたい注意点や準備についてまとめました。

スムーズな観光で、より思い出深い旅にしましょう。

拝観時間・休館日・入場料

各世界遺産によって拝観時間や休館日が異なります。

事前に公式ウェブサイトなどで確認しておきましょう。

特に、首里城公園は有料区域と無料区域があり、有料区域の拝観時間は季節によって変動します。

また、台風などの天候により臨時休館となる場合もありますので、最新の情報を確認することが重要です。

世界遺産拝観時間(目安)休館日(目安)入場料(目安)
首里城跡8:30~19:00(季節変動あり)年中無休(正殿など有料区域は年末年始休館)大人820円、高校生620円、小中学生310円
玉陵9:00~18:00年中無休大人400円、小人100円
園比屋武御嶽石門終日開放年中無休無料
識名園9:00~17:30年中無休大人400円、小人100円
中城城跡8:30~17:30年中無休大人400円、小人100円
勝連城跡9:00~17:30年中無休大人400円、小人100円
今帰仁城跡8:00~18:00年中無休大人400円、小人100円

※上記の情報はあくまで目安です。

最新の情報は各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

駐車場情報

各世界遺産には駐車場が整備されていますが、特に首里城跡は観光客が多く、駐車場が混雑する場合があります。

公共交通機関の利用も検討しましょう。

また、他の世界遺産でも、大型バスの駐車スペースは限られている場合があるので、事前に確認することをおすすめします。

レンタカーを利用する場合は、ナビに正確な住所を入力し、時間に余裕を持って到着するようにしましょう。

服装

沖縄は亜熱帯気候で、夏は高温多湿です。

熱中症対策として、帽子や日傘、水分補給は必須です。

また、世界遺産は屋外施設が多いため、歩きやすい靴で訪れましょう。

冬でも日差しは強いので、紫外線対策も忘れずに行いましょう。

さらに、急な雨に備えて、折り畳み傘があると便利です。

寺院や御嶽などの神聖な場所を訪れる際は、露出の少ない服装を心がけましょう。

関連記事:沖縄旅行の持ち物・服装について

その他

沖縄本島の世界遺産を巡る際には、各地域の文化や歴史を尊重することが大切です。

写真撮影が禁止されている区域や、特定の行為が禁止されている場所もありますので、注意書きをよく確認しましょう。

また、ゴミは持ち帰るなど、環境保全にも協力しましょう。沖縄の美しい自然と文化を守りながら、世界遺産観光を楽しんでください。

多言語対応の案内表示やパンフレットも用意されている場合があるので、積極的に活用しましょう。

首里城公園公式サイト

沖縄県 世界遺産

まとめ

この記事では、沖縄本島にある7つの世界遺産、首里城跡、玉陵、園比屋武御嶽石門、識名園、中城城跡、勝連城跡、今帰仁城跡について、それぞれの歴史や見どころ、アクセス情報などを詳しく解説しました。

それぞれの遺産は琉球王国の歴史や文化を色濃く反映しており、沖縄の歴史に触れることができる貴重な場所です。

特に首里城跡は、かつて琉球王国の政治・外交・文化の中心地として栄えた場所で、その壮大な建築物や美しい庭園は必見です。

残念ながら2019年の火災で正殿などが焼失しましたが、復元作業が進められています。

他の世界遺産もそれぞれ特徴があり、琉球王家の墓である玉陵、聖地である園比屋武御嶽石門、王家の別邸であった識名園など、多様な側面から琉球王国を学ぶことができます。

また、中城城跡、勝連城跡、今帰仁城跡といったグスクは、それぞれの時代の築城技術や戦略を垣間見ることができるだけでなく、沖縄の美しい自然も満喫できるスポットです。

世界遺産巡りには、効率的な1日コースや、周辺観光スポットと組み合わせた2泊3日コースなどを紹介しました。

それぞれの遺産のアクセス情報や拝観時間、駐車場情報、服装の注意点なども記載しているので、旅行計画を立てる際の参考にしてください。

沖縄本島の世界遺産を巡る旅は、歴史と自然に触れる感動的な体験となるでしょう。

それぞれの遺産が持つ歴史的背景や文化的な意義を理解することで、より深く沖縄の魅力を感じることができるはずです。

ぜひこの記事を参考に、沖縄本島の世界遺産巡りの旅を計画してみてください。

美しい景色と琉球王国が残した歴史ロマンに、きっと心を奪われることでしょう。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。